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「お前ら、なんか喋れるか?」
『『何故、殺さない?』』
二人組は見事にハモって俺に聞く。
「あれだろ?どうせお前らのボスに逆らえないような何かされてるんだろう。もし、良ければ俺が自由にしてやろうと思ってな。」
『『何故、分かった??』』
二人組は同じ顔して驚く。
「何となくだがお前らの目を見てたら分かった。寂しそうな目だったからな。で、どうする?」
そう言うと、二人組は何やら考え込んだ。暫くして二人組は声を揃えて言う。
『『お願い、助けて』』
「よし、分かった。じゃあやるぞ【存在認識】。」
俺は二人の中にある制御装置の様なものを探す。暫く探すと精神制御の魔法陣と自爆装置を発見した。
「発見した。いくぞ【断絶】。」
俺は二人の体内に絶属性の魔法を送り込み魔法陣と装置を完全に破壊した。
「よし、これで大丈夫だ。」
『『ありがとう』』
さて、本当にやる事は終わったな。
「よし。今度こそ帰るぞ。」
『『僕達も、行く』』
「そのつもりだ。いくぞ【次元渡り】。」
俺たちは神界を去った。
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