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「奪妃、こいつは改造されてる。消し去るぞ。」
『分かったわ。で、具体的にどうするの?』
「ミン達にはバレるが絶属性で一気に片付ける。」
俺はベスゴラの攻撃をかいくぐりミンのもとへ向かう。
「ミン、今から俺がやることは口外するなよ。」
「ハルキさんや、こんな帝でも出来ないような完璧な結界張っておいてまだ驚けって言うんですか?全く酷いぜ。」
「大丈夫だ。刮目する。」
こいつらは相変わらずだな。
「じゃあいくか。封印解除【絶王眼】発動。」
俺は封印魔法を解き、神眼を発動する。神化しなくてもいいから便利なんだよな、これ。
「ハルキ、その目は?」
「ん?神眼だ。」
「あぁ~、神眼ね。だから青い目に線が入ってるのね。納得、納得............って出来ねぇよ!?なんなんだよ神眼って?なんでも見えますってか?それで私の身体をみているんだろこの変態め!!土に還れこのヤロー!!」
「.......zzz。」
「............そうか。じゃあいってくる。」
流石にツッコミきれないのでミンを無視してベスゴラに向かう。というかアルド刮目してないじゃないか。
「よしっ、とりあえず奪妃の切断を絶対化だな。【絶対化・切断】。」
絶王眼を発動する。すると、奪妃が薄く青い膜の様なものに覆われる。多分、絶対化したということなのだろう。
ベスゴラに近づき青い膜を纏った奪妃で斬る。
スッ、ドスッ
「グギャァァァァァァァァァァァ!!」
さっきまで全く刃の通らなかったのに豆腐を切る様に刃が通る。
俺は見事ベスゴラの片脚を斬り落とした。
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