第8章

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「当たり前だ。俺はもう面倒ごとは増やしたくないしな。」 そう言って皇女を離す。皇女は振り返って俺をみた。真っ直ぐで綺麗な赤色の長髪に燃えるような眼、身長は俺と同じくらいの美人さんだ。 「まぁ~、お速いですわね。」 皇女はなぜか嬉しそうだ。 「そりゃどうも。それより、どちら様で?」 「あっ、はい。私はコーベル皇国の第一皇女、カロン・チル・コーベルと申します。こちらはコーベル皇国親衛隊隊長のルミナ・オーランドですわ。」 「コーベル皇国親衛隊隊長、ルミナ・オーランドだ。よろしく。」 皇女は隊長の挨拶も一緒にしてくれた。ちなみに隊長は男だ。 「俺はハルキ・ウラワ。ジェダイト学園高等部一年、SSSランクだ。」 「あっ、あたいはミン・リュークですっ。同じくジェダイト学園高等部一年Aランクです。」 「ジェダイト学園高等部一年、アルド・D・レッセンベラード。Aランク。」 「あら!!学生さんでしたの。では私と同じ年、ということですね。」 「カロン様、このハルキ・ウラワに頼んでみては。」 うっ、なんか嫌な予感が。 「そうですね。そうしましょう。ハルキさん...........っていない。」 「ハルキならさっき転移して行きましたよ。」 「ルミナ、追いましょう。」 「ええ。」 二人も転移して行った。
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