2242人が本棚に入れています
本棚に追加
/546ページ
「当たり前だ。俺はもう面倒ごとは増やしたくないしな。」
そう言って皇女を離す。皇女は振り返って俺をみた。真っ直ぐで綺麗な赤色の長髪に燃えるような眼、身長は俺と同じくらいの美人さんだ。
「まぁ~、お速いですわね。」
皇女はなぜか嬉しそうだ。
「そりゃどうも。それより、どちら様で?」
「あっ、はい。私はコーベル皇国の第一皇女、カロン・チル・コーベルと申します。こちらはコーベル皇国親衛隊隊長のルミナ・オーランドですわ。」
「コーベル皇国親衛隊隊長、ルミナ・オーランドだ。よろしく。」
皇女は隊長の挨拶も一緒にしてくれた。ちなみに隊長は男だ。
「俺はハルキ・ウラワ。ジェダイト学園高等部一年、SSSランクだ。」
「あっ、あたいはミン・リュークですっ。同じくジェダイト学園高等部一年Aランクです。」
「ジェダイト学園高等部一年、アルド・D・レッセンベラード。Aランク。」
「あら!!学生さんでしたの。では私と同じ年、ということですね。」
「カロン様、このハルキ・ウラワに頼んでみては。」
うっ、なんか嫌な予感が。
「そうですね。そうしましょう。ハルキさん...........っていない。」
「ハルキならさっき転移して行きましたよ。」
「ルミナ、追いましょう。」
「ええ。」
二人も転移して行った。
最初のコメントを投稿しよう!