第8章

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「うしっ。難を逃れたな。」 一足先に陽姫は自室に転移してきた。 「あの感じからすると絶対何か頼まれるな。どうにかして逃げなけれb「逃がしませんわよ。」...........マジで。」 どうやら俺には何かとり憑いているかもしれない。 「仕方ない。取り敢えず座れ。用はそれから聞く。」 俺は台所でお茶を沸かし、二人に出す。 「じゃあ、俺から話そう。」 話を切り出したのはルミナだ。 「実は、カロン様が誰かに狙われているのだ。何処からの刺客かは全く分かっておらん。 今回はカロン様の護衛及び黒幕の追究だ。もちろん報酬はそれ相応の額を払う。」 「なるほど。で、どうして俺なんだ?皇国のギルドにでも頼めばいいだろう。」 「あぁ、何度も腕のたつ者達に頼んだ。 だが、依頼した者の大半は重傷にされて、もうコーベル皇国では受けてくれるギルドは居ないんだよ。」 中々の手練れのようだな。 「そうか..........具体的に何をやればいい?」 「簡単だ。カロン様と一緒に居てくれ。出来れば何人かと一緒に居てくれるとあり難い。」 「私、お泊まりなんて初めてですわ。」 え?まさか.........
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