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「うしっ。難を逃れたな。」
一足先に陽姫は自室に転移してきた。
「あの感じからすると絶対何か頼まれるな。どうにかして逃げなけれb「逃がしませんわよ。」...........マジで。」
どうやら俺には何かとり憑いているかもしれない。
「仕方ない。取り敢えず座れ。用はそれから聞く。」
俺は台所でお茶を沸かし、二人に出す。
「じゃあ、俺から話そう。」
話を切り出したのはルミナだ。
「実は、カロン様が誰かに狙われているのだ。何処からの刺客かは全く分かっておらん。
今回はカロン様の護衛及び黒幕の追究だ。もちろん報酬はそれ相応の額を払う。」
「なるほど。で、どうして俺なんだ?皇国のギルドにでも頼めばいいだろう。」
「あぁ、何度も腕のたつ者達に頼んだ。
だが、依頼した者の大半は重傷にされて、もうコーベル皇国では受けてくれるギルドは居ないんだよ。」
中々の手練れのようだな。
「そうか..........具体的に何をやればいい?」
「簡単だ。カロン様と一緒に居てくれ。出来れば何人かと一緒に居てくれるとあり難い。」
「私、お泊まりなんて初めてですわ。」
え?まさか.........
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