第8章

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「お前ら、まさか.........。」 「まさにあなたが言おうとしている事ですわ。しばらくここに泊めさせて頂きますわ。」 「俺もな。」 マジかよ。護衛まではいいが流石にそれはマズイだろ。 「一国のお姫さまがこんな所に泊まるっていうのかよ。」 「えぇ、先ほどお父様にも了解は頂きました。」 とんだ父親だな。俺のことも少しは考えろってんだよ。 「はぁ.........もう決定事項なんだろ?じゃあ仕方じゃないか。」 そう言うと、カロンは飛び跳ねて喜ぶ。なんだよこの皇女は。 「と言うわけで暫くこの部屋にカロン皇女が泊まります。良いですね?」 「主、話した事にするな。全く分からぬ。」 『『理解不能』』 で、今は恒例の家族会議だ。メンバーはいつもどうりリオン、ココ、レビラス、ソウラ、クラム、京翠、宮碧そして俺だ。 「仕方ないな。【テレパス】。」 【テレパス】は無属性上級魔法。自分の思っている事などを相手に伝えられる。 「ハルキ殿、また厄介ごとに巻き込まれたんですね?」 「ハルキ、憑き物に詳しい邪神でも紹介してやろうか?」 そうだな。レビラスの意見には賛成だ。 「ハルキさん、この方達とはどういったご関係で?」 「あぁ、クラム、宮碧、京翠以外は俺の使い魔だ。んでもって全員俺の大事な家族。」
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