第8章

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暫くして陽姫は肉屋の手前で右に入り、路地裏へ入って行った。 「あのさ。つけて来るのはいいけどバレバレだからな。」 陽姫は言う。すると、陽姫の周りに忍び装束を纏った人が20人ほど現れた。 「流石はフィールリア最強のハルキ・ウラワだ。だが、その名声もここまでだ!!我ら《ブラックハウンド》にかかれば貴様などゴミ屑同然。恨みは無いが帝国のため、死んでもらう。」 《ブラックハウンド》か。聞いた事無いな。 「帝国の奴らか。こんな大勢でどうした?俺の誕生日パーティーでもする気か?」 「ふん!!ふざけていられるのも今だけだ。お前ら!!やってしまえ!!」 シーン 「あっ、ごめん。あんたが喋って居る間に他の奴倒したから。」 《ブラックハウンド》の中で意識があるのはあとこのリーダーだけだ。 リーダーは周りをみて自分の置かれた状況を把握し、そして 「よし..........逃げる!!」 「させるかよ。【アイスウォール】。」 リーダーが逃げ切るより先に路地裏から表へ抜けるたった一つの道が塞がれた。リーダーは顔を真っ青にしてその場にへたり込む。
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