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すると、カロンは糸のきれた操り人形のように倒れる。
俺はカロンを受け止めそのままベットへと運んだ。
翌日
「昨日はすみませんでしたっ!!」
俺たちに深々と頭を下げるカロン。
「気にするな。珍しい物がみられたと思うと得した気分だ。」
「はわわぁ.......恥ずかしいです。」
どうやらカロンは酔っている時の記憶があるらしい。俺の能力を使えば記憶も消せるが、それはつまらないので黙っている。
「ところで主、今日はどういう予定にするのか?」
「今日か。確か学校は休みだったな。」
そう、こっちの世界も時間の流れは何故か前の世界と一緒だ。
で、学校も週二日の休みがあるってわけだ。
「そうだな。じゃあ、バルムント狩りにいくか。」
「あんた達........まさか.....」
何故かルミナは顔を青くし始めた。
「ルミナ、君の考えは正しいよ。
じゃあ行きますか。【集団転移】。」
───死を誘う谷────
ここはフィールリア内で一般人が行ってはいけない場所ランキング10年連続一位の死を誘う谷だ。
ここの空気中に含まれる魔力の量が平均の数十倍程あるので、知らずに来た人は身体を徐々に蝕まれ、最終的に死に至るのでそういう名が付けられた。
「さて、バルムント狩りに行きますよ。」
そこに俺たちはいる。勿論、ルミナとカロンにはしっかり結界をはってある。
俺たち?んなもん邪魔なだけだ。
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