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ここでもう一つ、バルムントの事について。
こいつは俺がカイルから直接請け負った依頼だ。バルムントというのは変わった生き物で、巨大な黒い虎で背中には大きな翼が二対四枚生えている。
しかも、ランクは一体でもSS。今回はそれが異常繁殖しているので討伐してくれという依頼だ。
「よし、今回はリオン、レビラス、ソウラ、ココ、宮碧、京翠、暴れていいぞ。」
「来ました!!やっと俺の時間だぜ。」
「本当だよ。最近勉強ばっかりで疲れちゃったしね。」
『『やったー』』
俺がそういうと、皆騒ぎ出す。
最近こいつら動いてなかったからな。たまにはこういうのも良いだろう。
「ハルキさん私たちはどうするのですか?」
「あぁ、俺とカロンとルミナはこいつ等とは別行動な。
何やらここにはまだ発掘されていない鉱石や魔石が眠っているらしい。
だから、探検だ。」
そう、俺が本当に行きたいのはここの隠れ鉱山だ。正直バルムント狩りはおまけだ。
「まぁ、楽しみですわね!!」
「ハルキ君、武器に使えるものなどはあるのか!?」
この二人、意外に乗り気だった。
「じゃあ、リオン達よろしく頼むな。目標は150だ。」
「わかったぞ、主。
後、私達のためにも少し鉱石を採ってきてくれないか?」
「うぃ、了解。」
そういって俺たちは鉱山に向かうのであった。
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