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───リオンside────
「ふぅ、ではやるかの。」
うむ、リオンじゃ。
今は死を誘う谷におる。
「リオン、勝負です!!」
「いいぞ。何をかけるかのう。」
この勝負が大好きなのはソウラ、もともと神界におったが、主についてきた奴じゃ。
「俺も混ぜてくれよ。」
「私も!!」
『『僕らもやる』』
どうやら全員やるようだ。
「のう、皆よ。全員で競うのなら景品などを用意してもらうのはどうじや?」
妾の提案に全員が賛成し、ハルキに念話をつなげる事にした。
((主、聞こえるか?))
((ん?どうしたリオン。何かまずい事でもあるのか?))
((いや、そうではない。実はな一番多くのバルムントを倒したものに景品を与えて欲しいのだが。))
主、いい返事を頼むぞ。
((ん~景品ねぇ。.......景品じゃなくてお願いでも良いか?))
なんじゃと!!お願いを聞いてくれるのか。
これでハルキと色んな事が.........
おっと、落ち着かなければ。
((あぁ、それで構わぬ。では、よろしく頼むぞ、ハルキ。))
妾はそこで念話を切り、わざと下を向く。
「どうだったんだ?」
「その感じは........まさか!?」
皆慌てておる。全く面白いのう。
「ハルキに言ったんじゃが.........
なんでもお願いを聞いてくれるらしいぞ。」
全員が飛び跳ねた。
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