2242人が本棚に入れています
本棚に追加
/546ページ
しかし、イクシオンはそれを物ともせずケルノヌスを殴る殴る殴る殴る.........
「くっ、【土槍撃】。」
ケルノヌスはイクシオンの猛攻から逃れようと地面を操作して槍を生成、イクシオンに向って放つ。
槍は見事にイクシオンの腕を木っ端微塵にする。そして、ケルノヌスはその隙をついて距離をとる。
「奪天流漆之型【蜘蛛斬波】。」
ついでミリーナがイクシオンを細切れにする。
流石に完全に戻るのには時間がかかるようでその前にミリーナはケルノヌスとトドメをさすために詠唱を始めた。
「我、自然を操る者。」
「我、自然を守るもの。」
「遥かなる時の中で。」
「決して消えることのない生命の源よ。」
「「その力を我に託し、敵を滅する光となれ!!
【イオラ・デル・ソウルガイズ】(不滅の奔流)。」」
カッ
辺りが激しい光に包まれた。
ところ変わって王城。
いつもなら何処か神聖な静かさを漂わせているここも今日はそれが無かった。
「ふっ..........このような人達が一国を守る剣であるとは.........全く情けない。」
「くっ、強すぎるぞこいつは!?」
「ここまで通用しねぇとは思わなかったよ。」
王の間には紅い燕尾服を着た長身の男と満身創痍の全帝ことエミル・スフールと同じくボロボロの総帝ことアレク・ダーキンであった。
実はここ王城も翔喜達と同じく敵に襲撃され、すでに騎士団は全滅し、帝もこの2人以外は戦闘不能になってしまっていた。
最初のコメントを投稿しよう!