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「逃げられた........いや、見逃してもらった.......というのが正しいな。 」
陽姫は思った。 いくら強力な力があろうとも使えなければ無意味、宝の持ち腐れだ。
事実、総合的な力でみれば陽姫の方が断然上なはずだ。 何故勝てないか........それは明白、力に頼り過ぎていることだ。
ネフルティスには別の強さがあった。 それは経験量、敵に何もさせないという攻め方。
陽姫は強さが必ずしも力では無いことを知った。
「今度からは魔力無しで修行だな.....。 」
陽姫はボロボロになった皇帝の間でそう呟いた。
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