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「テストだと!?俺に死ねと言っているのか!!」「グハッ........持病のテストを受けてはいけない病が。 」「フッ.......私に掛かればテストなど造作もない。 」「うへへ......良い点とってハルキと.......。 」「神よ!!我にテストの答えを!!」「あはは~蝶々さんだぁ~。 」
病んでいた。
「ハr「却下する。 」 ちょっ!?早すぎる!!」
バンは陽姫にお願いを亜音速で断られる。 陽姫も何を言われるのかは予想がついていた。
「頼むって~。 」
「やかましいわ。 お前に勉強を教えて俺に得があるというのか? 」
「無いッ!!」
バンは胸を張って答える。 それが逆に陽姫を苛立たせ、バンは魔法をおみまいされる。
「ハルキさん。 私も賛成ですわ。
ハルキさんに算学を教えてもらいたいのです。 」
結局、陽姫以外も賛成者多数、過半数の原理に基づき第一次勉強会開催が正式に採択された。
で、その夜。
「お前ら..........何でここに集合したんだ? 」
「いや、何と無く。 」
現在いるのは陽姫の部屋であった。 メンバーはいつものメンバーと何故かアルドとミン、さらに同学年ですらないミーチェもいた。
「零、これはちょっと狭いわ。 空間拡張頼む。 」
「了解!!陽姫のためなら。 【空間拡張】。 」
なんということでしょう。
零の魔法により部屋はそれまでの広さの数倍になりました。
「零..........やりすぎだ。 」
「いいじゃないか。 これからハルキとあたいの愛の巣に「ならない。 」 ちょっと!?」
陽姫の部屋ではもはや勉強をするという空気は微塵も無かった。 いや、元々無かったのかもしれない。
「おいッ、静かにしてくれ!!」
しかし、そんな中で1人、勉学に励むものがいた。
「俺、マジでヤバんだよ。 まだ死にたくねぇよ!!」
そう言ったのは、赤い髪を掻き毟りながら算学の教科書とにらめっこしている馬鹿、もといバンであった。
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