第10章

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「んでさぁ、今日は何を買うの? 」 『『お菓子がいい』』 声を揃えて言うのは宮碧と京翠。 この2人も陽姫の子どもであり人造人間である。 「いいだろ。 何でも買ってやる。 」 そこから陽姫は商店街にある様々な物を買いまくった。 荷物は無属性魔法のボックスにすべて収納していった。 そして数時間後。 完全に日は落ち、辺りを歩く人数も減っていた。 「パパ、どれくらい買ったの? 」 「ん? ええっと、ココとクラムの服だろ? それから宮碧と京翠のお菓子とあとはソウラとリオンとレビラスの服と一ヶ月分の食糧、見慣れない魔導書数冊、明らかに呪われてるっぽい武器、装飾品用の部品、素材等々。 それと、壊れた魔道人形1体。 以上だ。 」 「お父さん、そんなに買っても大丈夫何ですか? 」 クラムが聞く。 「あぁ、金は問題ない。 Zランクの依頼は結構やったからな。 」 Zランクとは元々は一国が総動員して取り掛かるか、SSSランク以上のギルド員がグループを作って挑む程のレベルなのだが、陽姫は全て1人でやっているのである。 つまり、本来分割されるはずの報酬を独り占めというわけだ。 「パパ、この魔道人形はどうするの? 」 「直すに決まってるだろ? そしてメイドさんとして働いてもらう。 」 陽姫は満足したらしく、そのまま寮へと戻った。 「ただい........ま。 」 「ハルキ!!助けてk「あら? あなたに休んでいる暇など無いわよ。 」 いたいっ!!踏まないでっ....ゴハッ!?」 陽姫達が帰ってくるとシリアに足蹴にされているバンの姿があった。 「バン、遊んでる暇があるなら勉強しろ。 」 「これがっ....ギャッ....遊んでるようにグハッ.....見えるのか? 」 「うん。 」 「酷い!!鬼!!悪魔!!へんt「おらっ!!」グッ....................。 」 あまりにもバンがうるさかったので陽姫は思わず超高速延髄削ぎ落とし蹴りを放ってしまった!! 「よし、静かになったな。 では、俺はちょっと呪われた武器いじるから俺の部屋には入らないようにな。 用があったら念話しろ。 」 陽姫はバンを踏み越えて部屋へと向かう。 バン、哀れなことこのうえなかった。 「........とりあえず勉強しましょうか。 」
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