第10章

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「大変そうだな。 」 「はい..............ところでどの依頼受けるの~? 今ならOXランクの依頼書が3枚あるの。 」 そういってシェイルは依頼書を手渡してくる。 「ん~、とりあえず全部受ける。 あっ、それと新しくここのギルドに登録させたい奴がいるんだが.........今呼ぶわ。 【存在認識】【強制転移】。 」 「リオンさん、これでいいのか................ってここどこだ? 」 陽姫が呼びたしたのは夢生だった。 何故かバンダナとエプロンを装着し、手にははたきを持っていた。 「あ、マスターじゃんか。 なんで呼び出したんだよ? 掃除の最中だったのによ。 ってかマスターって学校じゃないのか? 」 明らかに夢生は機嫌が悪かった。 「テスト免除で暇だからギルドに来た。 ついでに夢生のギルド登録しようと。 」 「いいのか? 私、人形だけど。 」 夢生が陽姫に聞く。 「いいんじゃねぇの? なぁ、シェイル。 」 「へっ!?.........あ、とりあえずどういうことか教えて欲しいの~。 」 そう言われたので陽姫はシェイルに理由を説明した。 「そういうことなら別に構わないの~。 マスターには私から言っておくの~。 」 「よし、じゃあ先に行ってるからギルド登録してから【追跡】でこいよ。 んじゃ【転移】。 」 「ちょっ...........ちっ、転移しやがったか。 .........とりあえず登録すっか。 」 「ふぅ...............荒れてるねぇ。 」 一足先に目的地に着いた陽姫は広大な土地に幾つもある魔物の死骸が眼前に広がっていた。 「あっちゃ~、もうここには居ないか..........とりあえず魔力の痕跡でも探るか。 」 陽姫は自分の魔力を薄く伸ばし広範囲に広げる。 これにより特定の魔力を感知することができる。 「着いた..........ってなんだこれは!?」
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