第11章

39/42
前へ
/546ページ
次へ
◇月☆日 今日は私の最高の誕生日だった。 何故ならメサイア様が私にプレゼントを下さったのだ!! それは、淡く光る特殊な加工のなされたティーカップ。 「いつか、一緒にお茶しましょう。 」と言われ、私は思わず涙してしまった。 私はこのプレゼントを絶対に守り続ける。 △月○日 やはり、メサイア様は日に日に体調が悪くなられている。 他の神達に相談するが、皆、気のせいだと言って話をそらす。 私は皆が何かを隠しているのでは無いかと疑っている。 「こんなものがあったとは......。 」 私は驚いた。 まさか、大昔に奪属性があったとは知らなかった。 「とりあえず.....続きを読むか。 」 □月□日 私は恐ろしい秘密を知った。 まさかあんな実験をしているとは.........怒りで我を忘れそうだ。 そうだ、メサイア様に知らせなければ!! ○月☆日 私は絶望した。 それはあの人も同じであろう.........。 全てを失った今、残るものは恨みだけである。 もう、日記を続けることは無い。 「んっ、終わりか.........いや、まだある? 」 私は何かがこびりついているページを破れないようにめくる。 私はそのページを見た瞬間背筋がぞっとした。 許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない 必ず、報いを受けさせる。 乾いてはいるが、間違いなく血だった。 「これは........とんでもないものを見つけてしまったのかも知れない。 」 このハーネットという人物が何者かは分からない。 だが、この日記が大昔に書かれたことは分かった。
/546ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2244人が本棚に入れています
本棚に追加