桜の花びらだと思ってそれを手に取るとあらビックリ!

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俺の名前は川添魁。 何処にでも居る至って普通の中学1年の男子生徒だ。 そんな俺は自分の通う中学校、鍵山中学校の体育館にいる。 何故かって?そりゃあだって... 『1年1組、浅井くん』『はい!』 入学式の真っ只中だからだ。 生徒代表の浅井とかいう生徒が校長先生に呼ばれて前に出る。 それに合わせるようにして俺はため息を吐く。 別に入学式が嫌でため息を吐いているわけではない。ちょっと不機嫌なんだ。 入学式のシーズンといえば桜の花びらがちょうど舞い降りて来るくらいの時期で、新入生ははしゃぎ回っていたりする時期だ。 もちろん俺も新しい生活が始まると思いワクワクしていたが、何か手の甲に落ちて桜の花びらだと思って来たのでそれを手に取るとあらビックリ!毛虫だった..... とりあえず俺はその時は即座に毛虫を排除したわけだが、手が痒い... とりあえず早く式が終わってくれないかと思っていると、吹奏楽部の歓迎演奏が始まった。 (.....これは早くは終わらないな。) 俺はそう思いながらより一層重たいため息を吐くのであった.....
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