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「圧倒的ではありませんかマオさんは!」
地に伏した五十名くらいの海賊を見渡し、マオは無表情でドヤ顔という器用な表情をしていた。
「あ、でもそろそろ一度帰ってはどうですか?
何か、強い人とかいるみたいな口振りでしたよー。」
そろそろ態勢を立て直すべきだろうと魔王は思う。
マオは、自分と違い攻撃を避けたりはするのだが、流石に数が多くて結構ダメージをもらった。
魔王が思ってた以上に海賊は強いので、これ以上はキツいだろう。
元々、一人じゃキツいだろうとは言ってあるのだが、マオは最近自信を着けまくっているので聞かなかった。
マオさん、強い事に微妙にこだわりがあるみたいですしねー。
ふむぅ、と魔王は思う。
そういえば、海賊と言えばジャンクという方がいたなぁ、とか思い出す。結構強いって、彼くらいだったりするのかな。
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