マリン・アサシン

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 あぁ~、面倒臭せぇなと、パイクシスは思いながら規則良く木造の家が建ち並ぶ町中を歩く。  何やら騒がしいから、十二聖護士にが来たのかと思ったが、魔族のガキが来たらしい。  木に頭をぶつけていたらしい奴だ。たく、なんなんだとパイクシスは思う。  魔族が、わざわざこっちに攻め込んで来る理由が今一よく解らない。  趣味(頭を木にぶつけまくる運動)を邪魔されたから腹いせとか、そんな理由じゃあねぇだろうな? たく、勘弁して欲しいぜ。勝手にまたぶつけてろよ。迷惑だ。  そういや、操鳥の奴が仲間にしてぇ、とか言ってたな。あぁ~、迷惑臭せェが攻めて来てやがるんだ。拉致られても文句言えねぇだろ。捕えてやっかね。  とはいえ、仲間が大量に当たって負けてる辺り、どうやら強いらしい。  手におえなかったらどーすっかね、とパイクシスは路地を曲がった。
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