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「あー……っと。」
パイクシスは軽く頭をかく。
「俺らの船長がよ、アンタとタイマンしてーんだとよ。広場で待つんだとさ。
で、アンタに疲弊させると俺ら怒られっからよ、行ってくんねーか?
そのチビ、知り合いなら連れてっていいからよ。」
パイクシスの言葉に、へぇ、とピスケラは笑う。
「無抵抗でアタイにぶちのめされてくれんのかい。ありがたいねぇ。」
ま、そうくるよなとパイクシスはぼやく。
「しゃあーね! やんぞ武犬!」
「心得やした!」
武犬が右手をピスケラに伸ばす。五本の指から穴が空き、そこから無数の弾丸が放たれた。
激しく鳴り響く銃声。上がる土煙。
「……やったか?」
武犬は呟いた。フラグである。
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