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「まぁ、いいさ。お察しの通り、アタイが十二聖護士さ。ピスケラ・アルレーシャってんだ。」
「そうかい。オレはヒュドラ。ま、この海賊の船長さ。」
そう言って、腕を組んだまま笑うヒュドラに、そうかい、とピスケラは拳を構える。
「ま、続きはぶっ飛ばした後ででも聞くさね。」
彼らが関わった事件とかもあるし、今までに奪ったお宝の行方も気になるところだ。あの船に全部貯め込んでる訳では無いだろうしね。
「へへ、いいぜ? んじゃ、さっさと始めよーや。」
ピスケラは笑みを浮かべ……一気に地面を蹴って間合いを詰める。
拳が、ヒュドラの右頬に突き刺さり、直後にピスケラの強烈なボディーブローが腹に直撃。それから後ろ回し蹴りを頭にくらい、ヒュドラは地面を転がる。
ピスケラは、眉をひそめた。
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