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鼻がジンジンする。垂れる鼻血がウザったい。
ヒュドラが再び突っ込んで来るのを見ながら、ピスケラは「ふーっ」と息を吐く。
正拳突きを軽く屈んで避けて、体重を込めた肘鉄を脇腹にぶちこみ、気を吐き力を爆発させる。
顔を歪めるヒュドラに対し、ピスケラは顔面に向けてストレート。
だが、それは捕まれてしまった。そこから、一本背負いが綺麗にきまり、グハッ、と空気が肺から抜ける。
迫りくるヒュドラの踏みつけを転がって避けて、即座に立ち上がり、タックルをくらわせる。
ヒュドラは再び大きく仰け反り、ピスケラはすぐさま駆け寄る。
体勢を立て直そうとしているヒュドラを、上段前蹴りを顔面に放ち、立て直そうとしていた体勢を崩す。
崩れたヒュドラに対し、横蹴り足刀を放ち、そこから中断に大きく蹴りを放ってヒュドラは吹き飛んで、柱に背を大きく打ち付けて止まった。
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