間章の二

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「デンッデレレ♪デンッデレレ デ~レレ~レッレッ デンッデレレデンッデレレ♪」  これは勝つる! と見込んだ魔王が、突如マオさんのテーマと、何か鼻歌を口ずさみ出す。マオは当たり前だがシカトして操鳥を殴りまくる。 「わっ……ちょっ!? タンマ!タンマ! ぶへっ!」  どうにかマオの攻撃を捌きながらも、鳩尾に良いのが入って口から軽く胃液が漏れる。 「かぁぜぇ~のぉよにぃ~ うぅまぁを かひぃ~♪」  誰も聴いて等いないのに唄い続ける魔王を無視し、鳩尾に良いのをもらって前のりになった操鳥に、マオは膝蹴りをくらわす。 これは千切れたお気に入りの尻尾の分! 千切ったの自分だけど。 「おっとぉ~さん♪ おとーさん♪ そぉれぇ~そぉこに! 魔王のむぅすぅめぇがぁ~♪ 坊やぁ、坊やぁ、あぁそれは~ほにゃらららぁ~」  よく覚えてないなら歌うな。マオは思った。
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