好きなことができないって辛いよね

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滴る汗、灼熱のグラウンド、最終回特有の緊張感…… 背番号1を背負った俺は、肘を痛めておりながら、ここまでノーヒットピッチング。 『いける…ッッ』 そう確信して出てきた代打に放った一球はまっすぐ俺の肘へ…… ──────────── ──────── ───── ──… 「うわぁぁぁぁっっっ!?!?」 俺は汗だくで飛び起きる また、この夢か… 何度となく見てきた夢 そのたびに罪悪感と悔しさに押し潰されそうになる 今日から晴れて高校生だってのに……ん? 「そーいや、今何時……アッ!?」 時計は無情にも8時30分 つまり、遅刻10分前を指していた
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