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「そ、それで!?今日はどうしたの?まだ特訓でも勉強の時間でもないよね?」
僕はこの状況を打開すべく急いで話を切り替えることにした
「あ、あぁはい!さっきお父様にトモノリさんとレイさんを連れてくるように言われたのです。」
僕と麗ちゃんを?
何かな?
もしかして学園への編入とかギルド登録とかかな?
自惚れと思われたくはないけど僕もそこそこ強くはなったと思うしね
この城にはお世話になりっぱなしだからね
「わかった。麗ちゃんの部屋にはまだ行ってないんだよね?」
「ええ。トモノリさんを迎えてたから行こうと思っていたので」
カエルラの返事を聞いてから僕はカエルラを連れて僕に用意された客間を後にし、向かえにある麗ちゃんがいる客間の扉を叩いた
「麗ちゃん、僕だよ。友乗。開けて良いかい?」
「いいですよ」
麗ちゃんの返事を聞いてから僕達は麗ちゃんの部屋へと入る
「やぁ、トモノリ君。昨日ぶり」
居間みたいな場所へと着くと先客がいた
背中の中ほどまであるであろう綺麗な銀髪を左上にサイドテールにし、紺色のぱっちりとした二重瞼。身長は僕の顎くらいまであるおよそ165くらいかな。
体型はスラッとしていて無駄な志望が見当たらない。胸は…残念ながらそこまでない。
「あれ?何でルキナさんが麗ちゃんの部屋にいるんですか?」
「だから、さん付けは止めてくれと言っているだろう?ここにいるのはただ単に麗と遊ぶためだ」
この人はルキナ=メルナス
テーブルの上に無造作に投げ捨てられている銀のローブを見ればわかると思うけどこの人こそが他の帝達を統べる全帝だ
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