57人が本棚に入れています
本棚に追加
/167ページ
一:「ゲホッゲホッゲホッ…ル…キア……。」
ル:「一護………。」
ルキアは斬ぱく刀を強く握りしめ、うつ向いていた。
恋:「ルキア……。」
恋次は心配そうに、ルキアの側につく。
ル:「一護………私は貴様を許さぬ!!」
ルキアは、一筋の涙を流しながら叫ぶ。
一:「俺は、……何も、した、覚えは…ねぇーよ……。」
フラフラと立ち上がり、ルキアと恋次を見る。
恋:「とぼけてんじゃねぇ!!」
一:「くっ!」
左腕をかばいながら、走り出す。
一:「(仲間に刀を向けるなんて出来ねぇ…)」
がむしゃらで一護は駆け抜ける。
「いたぞぉ!裏切り者だ!!」
「仲間を殺した裏切り者だ!!」
「逃がすな!殺せ!!」
「悪魔だ……疫病神だ!!」
―殺せ!!殺せ!!殺せ!!
駆け抜ける一護に浴びせられる刀、卑劣な言葉……。
一:「何なんだよ……何なんだよ………。」
もう傷だらけの一護の背後から、恋次が刀を降り下ろす。
最初のコメントを投稿しよう!