778人が本棚に入れています
本棚に追加
/432ページ
遡る事、モールでWデート。
気持ちを切り替える為に顔を洗って出たら、彼も前髪を濡らして鉢合わせした時には
本当にビックリした。
同じ時間に同じ行動してたんだと思うと胸が凄くくすぐったい。
取り敢えずさっきの変な行動を謝り仲直り出来てホッとした。
そして、ずっと分かってて言えずにいた事を‥‥言っちゃった
「蜂矢君、瑠璃の事好きだよね?
‥‥無理してんのはシンでしょ?」
驚愕と困惑の入れ交ざった彼の表情‥‥
今でも脳裏に焼き付いてる。
──‥‥そりゃあ、
無駄に二年も蜂矢君を見詰めてきたワケじゃない。
蜂矢君の視線が何処を見てるのか‥‥
そんなの好きになって直ぐの頃から
知ってたよ‥‥
「板挟み。キツいでしょ?
私は別にいいんだ。
蜂矢君が幸せそうに笑ってるの
見てる方が楽しいし」
──‥‥本音だよ?
私は、蜂矢君とどうこうなりたいだなんて‥‥全然思ってない。
だって、気付いちゃったから‥‥
私の気持ち‥‥
蜂矢君からとっくに外れてる事に‥‥
,
最初のコメントを投稿しよう!