接触

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遡る事、モールでWデート。 気持ちを切り替える為に顔を洗って出たら、彼も前髪を濡らして鉢合わせした時には 本当にビックリした。 同じ時間に同じ行動してたんだと思うと胸が凄くくすぐったい。 取り敢えずさっきの変な行動を謝り仲直り出来てホッとした。 そして、ずっと分かってて言えずにいた事を‥‥言っちゃった 「蜂矢君、瑠璃の事好きだよね? ‥‥無理してんのはシンでしょ?」 驚愕と困惑の入れ交ざった彼の表情‥‥ 今でも脳裏に焼き付いてる。 ──‥‥そりゃあ、 無駄に二年も蜂矢君を見詰めてきたワケじゃない。 蜂矢君の視線が何処を見てるのか‥‥ そんなの好きになって直ぐの頃から 知ってたよ‥‥ 「板挟み。キツいでしょ? 私は別にいいんだ。 蜂矢君が幸せそうに笑ってるの 見てる方が楽しいし」 ──‥‥本音だよ? 私は、蜂矢君とどうこうなりたいだなんて‥‥全然思ってない。 だって、気付いちゃったから‥‥ 私の気持ち‥‥ 蜂矢君からとっくに外れてる事に‥‥ ,
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