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朝食後、仕事に行くオバさんに昨日準備していたバックを渡し頭を下げ見送った。
店を開けるにはまだ早い。
気合いを入れ洗濯機を廻してる間に、食器を洗い一階だけ掃除機を掛けた。
そんな事してる間に彼女が着替えてダイニングのソファーに体育座りしながら感心したように言う。
「なんでも出来るんだね~」
「親居ねーのが当たり前だったから、こういうのも
なんつーか‥‥小さい頃からしてたからな」
「‥‥良い旦那さんになりそー」
「ぶっははは。なんだよソレ。
俺だって社会人になれば、普通に会社員とかになんじゃね?」
「でも、その必要ないでしょ?
‥‥才能生かしたらいいのに」
「‥‥小説家になって主夫(しゅふ)になれと?」
「でも、もう小説家でしょ?」
「‥‥でも、小説家になりたいわけじゃ無いんだけど」
「他に、したいのがあるの?」
「んー‥‥。普通の幸せ?
っはは。なんか照れるし」
「‥‥普通の‥‥幸せ」
「ふ‥復唱すんなって。マジ」
掃除機を仕舞う為彼女の前から離れた。
学校とは全然違う雰囲気
家だと会話も昨日までと違う。
照れ臭い
恥ずかしい
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