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10時前になり、店を開ける為彼女と家を出た。
シャッターを開けてる間、彼女は家の窓を開け換気を始める。
ドンドン積まれる新しい週刊の束を棚に陳列していった。
「わぁ、良い匂い!
新しい本の匂い好きなんだぁ」
駆け寄ってきた彼女は、本を一冊手に取り嗅いでニコッと笑う。
「俺も。これがあるから店番しちゃうんだよね」
「あ~分かる!
私も同じ立場なら一緒の事するなぁ」
笑いながら本をどんどん並べて
古い本をダンボールに詰め込んだ。
なんか、夫婦みたい
まさか彼女とこんな風に店番するなんて、想像も出来ない出来事が
実際目の前で起きてる。
「自販機でジュース買ってくるよ。
何がいい?」
「ん~‥‥オレンジ」
「ぅわ、結構甘党なんだな!?」
「女の子だからいいでしょ!?」
プンスカ彼女は本を手に取りながら文句を言って来た。
自販機でオレンジとアップルの缶ジュースを買って店内に戻る。
「って!アップルも甘いでしょ!?」
「ははは!っだな」
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