心─5

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笑い合いながらプルトップを開けて 彼女がカウンター、俺は廊下と店の間に座る。 ジュースを買ってる間に読みたい本を見付けたらしく、夢中で読み始めた。 「なぁ、俺まだプリクラ見てないんだけど」 頬杖をしながら彼女に話し掛けると 肩を震わせ俺をゆっくり振り向いた。 「‥‥覚えてた?」 「え~!?ジジィじゃあるまいし、忘れねーわ」 「四人で撮ったヤツ?」 「それも見たいけど ‥‥二人で撮ったのは?」 「そっちは忘れて」 「だから、忘れねーって! なに!?見せたくねー理由!」 「‥‥‥‥」 「無いなら見せて?」 「持ってきて無い」 「持ってきて」 「‥‥‥‥‥」 「四人のは純に見せて貰えるから良いけどさ‥‥ 二人のは優奈しか持って無いじゃん」 「あれは蜂矢君に瑠璃と二人でプリ差せて上げたかったから‥‥ 私とのプリなんて、要らないでしょ?」 「いる!!欲しい!!だから、持ってきて!!」 ,
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