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「俺、食器洗うから風呂入れば？」
ゆっくり食事を楽しんでる彼が私に提案してきたから、素直に甘えた。
だって、家に二人っきりってなんか気まずい。
服を脱衣場で脱いでシャワーを出し
頭から浴びた。
お婆ちゃんも敬老会で温泉一泊中。
──‥‥お母さん。
こんな日に夜勤とか‥‥
勘弁してよぉ～
ガシガシ全身を洗ってお風呂場を出たら、彼の気配を台所に感じなかったから行ってみると
もう食器を洗い終わり綺麗に片付いていた。
何故か、シンはウチで一度もお風呂に入らない。
必ず家で入浴して来るのだ。
面倒だろうからウチで入れば？と言ったけど
やっぱり律儀に自宅に帰る。
──‥‥まぁ、今夜は二人だし
気まずいから‥‥
このまんま部屋に籠もっちゃお～
そう考え二階の自分の部屋に向かった。
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