一章

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 オチを言う前に言っておくッ!  ぼくはその時やつのマジカルパウアーをほんのちょっぴりだが体験した。  い…いや…体験したというよりはまったく理解を超えていたのだが………あ…ありのまま起こった事を話すぜ!  『おれは奴を見下ろしていたと思ったらいつのまにか頭突きを喰らっていた』  な…何を言ってるのかわからねーと思うがぼくも何をされたのかわからなかった…頭がどうにかなり……というか素で痛い。  あらあら、こけしさんが空を飛び、僕に激しい頭突きをかましてくれやがられましたのねという衝撃に、今!  「頭」じゃなくて「心」で理解できた!  さすがに痛覚を伴うということは、僕がどうしようもないレベルまで壊れてしまっているか、これは紛れもない現実なのか、という認めたくない二択だというちょっとどうしようもない事実がね……。
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