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“大日本帝国”は西暦2100年に成立した。だが21世紀末から変わらず“日本”と呼ばれている。
西暦2200年、
地球上の東半球を大日本帝国、
地球上の西半球をラオネス王政帝国が支配していた。
両国は軍事国家の道を歩んでいる。
二つの巨大国家ができるまで沢山の戦争が勃発し、多くの命が犠牲になった。
それも何百年間も。
その中で家族や大切な人を失った人は沢山いる。
「――――だから、戦争を亡くすため世界をひとつにしようと日本とラオネスは対立しているんだ」
とある小学校の低学年を対象に大日本帝国軍、通称・国軍から派遣された若い少佐が児童講習会をしていた。
その少佐は、名を春敬介(ハル ケイスケ)と云う。
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