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敬介は仕官学校を優秀な成績で卒業し実力で少佐まで登り詰めた。
一件美形で近より難くクールだが意外にも子供は好きであり、この講習会の講師も自ら志願した。
「先生、どうして戦争は終わらないんですか?」
一人の女の子が手を上げる。
「喧嘩は駄目だって、乱暴は駄目だって大人は言うでしょ?」
別の女の子も言う。
「そうだな、」
女の子二人の疑問に敬介は真剣に答える。
「駄目ってわかっている事もやってしまうからかな……」
「どうして?」
「自分の信じるものが正しいと信じてその思いが人を傷付けてしまう」
敬介は誤魔化さず子供たちに話す。
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