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「ちょっとまて、世界を?救え?この僕が?」
「はい!!」
一辺の曇りもない、信じきった目
昔御伽話に出てきたような舞台
だけど僕の意思はきまっている
「嫌だ」
「・・・え?」
この一言に金髪・・・美女と言うべきか、の顔が見る見る青くなり
「貴様!!王女様の願いを踏みにじる気かぁ!!!」
複数の西洋の鎧を着た兵士?が剣と槍で僕の首に一寸の狂いもなく斬らない程度に当ててきた
「なぜ・・・ですか?」
断られたショックから回復しようと、震える声で尋ねてくるが、決っている
「人を平気で拉致監禁紛いなことをしておいて世界を救えとか馬鹿なことを言うな。それにこうして武器を向けられている。意思と関係なくな。ってことは立派な犯罪だ。もし仮に世界が危険だとして、はいそうですか。じゃあ助けましょうっていって助けるほどお人好しでもないんでね」
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