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「掃除やっとけよー」 モップやら雑巾やらたくさん飛んでくる。 どうせ....僕はゴミ同然。 先輩たちが悪いけど、悪くない。ただ黙ってやればそれでいいんだ。 それが僕の仕事。 それが.....僕の運命。 僕がすべて悪い。 僕が悪い。 僕が悪い。 僕が―。 「っ...はあっ...はあっはあっ」 分かってるのに.... 自分でも抑えなきゃって分かってるのに....。 「っ...くる...し...」 すぐに鞄から袋を取り出し、口元に当ててゆっくり息をした。 そうすると、自然に呼吸が落ち着いてきた。
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