3.閉ざす思い

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「涼ちゃん。一つ聞きたいこと、あるんだけど」                            部屋を出ていく前、彼は立ち止った。                                            「何かのさ....病気だったりする?」                                   僕は図星をつかれたみたいに固まってしまった。                               「違うなら、それはそれでいいけど...でも、ここにきて二回も過呼吸起こしてるからさ、不安になって....」                           「...大丈夫...だよ」                                          心の.....問題。                                                    すぐに弱くなる自分の責任。                                    「環境にまだ慣れてないのも原因かもしれない....ごめん無理に連れてきて」                                 「いいよ.....努力するから....」                                      「分かった。....今日は寝てた方がいいよ。おやすみ」                                        ドアが静かに閉まった。
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