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本当はゆうりみたいに強くなりたい。 何でもいえる人になりたい。 そうなれたら.....誰にも迷惑かけずに済んだのに。 いつもいつも、...弱くて。 「出来る子なんかじゃない.....」 ゆうりは何で?とも聞き返すような顔をしていた。 「母さんに言われた。....お前なんかクズだって....学校の先生も、クラスの人も.....みんなそう言って僕を....僕をっ...僕を....!」 頭の中が混乱し始めて、パニックになりそうだった。 いつも.....迷惑かけてばかりなのにゆうりは何も言わず抱きしめてくれる。 「落ち着いて....目の前には僕しかいないよ?親なんていない。だから...安心して」 大人になったのに、ちっとも過去から立ち直れない。 怖いんだよ.... 周りの人がどういう風に見ているか。
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