4.遠い明日

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―素直になりたかった。                                            そしたらみんな僕のところへ近づく。                                       なのにいつも僕は素直になれなくて、少しずつみんな離れていく。                               味方なんて....最初からいなかった。                                         周りは敵ばかり。                                                そうなる原因を作ったのは自分自身だというのに....誰かが必要だった―。                                   重い瞼を開ければ、見覚えのある暗い部屋。                                 いつものように冷たく僕を見つめる瞳。                                      「ゆうり.....」                                               名前を呼べば近くに寄ってきた。                                             「無理しない程度にって言ったはずなんだけど」                                      「ごめ...」                                            「いや、責めるつもりはないけど。..自分自身傷つくだけだよ」                                 僕の手を握りしめて言った。
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