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小さい時から、父親はいなかった。 別にそれは自分にとって関係ないと思ってた。 母親という存在がいると気づいたから。 でも、決して幸せではないと気づいたのは最初から理解していた。 なぜなら母親は働いていなかったからだ。 毎日どこかへ行っていた。 ...煙草を咥えて。 食事などは作ってくれない。 だから僕は水道の水を飲むしかできなかった。 今考えてみれば母親の行動は育児放棄...とも言える行為だ。 それでも、不満はなかった。 その時までは...ね。
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