4.遠い明日

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小さい時から、父親はいなかった。                                       別にそれは自分にとって関係ないと思ってた。                                     母親という存在がいると気づいたから。                                    でも、決して幸せではないと気づいたのは最初から理解していた。                               なぜなら母親は働いていなかったからだ。                                            毎日どこかへ行っていた。                                                 ...煙草を咥えて。                                               食事などは作ってくれない。                                          だから僕は水道の水を飲むしかできなかった。                                    今考えてみれば母親の行動は育児放棄...とも言える行為だ。                                  それでも、不満はなかった。                                              その時までは...ね。
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