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二度目の転機はそのすぐ後だった。 僕は学校で倒れ、病院に連れて行かれた時医者が僕の体の痣に気付いた。 母親は捕まり、僕は施設ではなく親戚の家に預けられることになった。 だから転校する羽目になった。 ただでさえ馴染めないというのに。 親戚って言っても実はあまり知らない人だった。 「ここが自分の家だと思っていいからね」 そういわれても.....大人に対する恐怖しかなかった。 転校した先でも、馴染めないどころか痣を見られたせいでいじめにもあった。 なぜ....僕だけが....僕だけがこんな目に..... 悔しさの矛先を誰にも向けることができず、家に引き籠った。
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