4.遠い明日

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「小学生の時、初めて会ったんだって」                                    「え.......?」                                             僕はよく理解が出来なかった。                                          ―僕とゆうとくんは出会っていたという事なの?                                     「ほら、転校してたってさっき話してたじゃん。その時、会ってるはずだよ」                                  ゆうりは少し笑ってから立ち上がった。                                  「まあ、その話は僕が言うよりゆうとから直接聞いた方がいいと思うよ」                            ゆうりが部屋のドアを開けると、「涼ちゃん....」                              ゆうとくんが立っていた。                                       「じゃああとは二人で。じゃ後でね涼介」                                       僕の頭を軽くなでて、身を屈め耳元で「つらかったね。もう我慢しちゃダメだよ」と言ってきた。                    表情が崩れそうになったけど、そこは堪えることにした。
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