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ゆうりが部屋から出て、ゆうとくんが部屋に入ってきた。 「ごめん。さっきは......話廊下で聞いてたよ」 切なそうに笑うゆうとくんの顔を直視できず下を向いた。 「涼ちゃんのこと何も知らないのに、連れてきちゃってごめん。 でも.....さっきの話を聞いてて俺の中でようやく繋がったよ」 真剣な顔つきになった。 「転校生にこんな思いを寄せるなんてね.....ずっと笑ってほしかった。笑顔を見たかった。ただそれだけ、ただそれだけの為に動いてきた」
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