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「教室でいつも寂しそうに一人でいた....どういう展開でそうなったかは知らないけどみんなが涼ちゃんの体にできた痣を見て笑ってた。それが悔しくて悔しくて....席が一つ空いたときはもっと悔しかった.....」 気づいたら僕もゆうとくんも涙を流していた。 「それっきり全然会えなくて....みんなが平気な顔して生活しているの許せなかった。あの時俺思ったよ。...あの子はどんな思いで学校に来てたんだろうって」 「っやめてよ.....」 過去に戻ろうとするたび胸が苦しくなる。 「ずっと会いたかったんだ....涼ちゃんに.....!」 僕に抱き着いてきた。 強く、強く....。 「大人になって店で働いてる涼ちゃん見たとき、嬉しかった...。でもまだ寂しそうな顔してるが嫌だった」
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