4.遠い明日

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「ゆうとくん.....」                                         「俺もうここから出したくない。涼ちゃんのこと....閉じ込めたいよ」                                     子供の様に抱き着いて泣いていた。                                「現実を見たらまた涼ちゃんは一人で傷つく....そんなの意味ない!」                                僕は何度も何度もうなずいた。                                      「俺ね....強くなんてないんだよ。....実は俺の両親もう死んじゃってるんだ....」                             「え.....」                                             「まだ引きずってるよ....?だから涼ちゃんのこと力づくでしか守れない」                              「僕はそれでも...嬉しいよ....」                                           「涼ちゃん....」                                                     耳元で優しい声が聞こえる。                                          「そんな風でも.....僕のことを思っているなら...ここから出なくてもいい」 
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