~2-1~

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side アル 俺の名はアル、平民なので名字はない 俺は、いや俺たちは探検者という職についている 探検者ってのはダンジョンに潜り、そこで得たモンスターの素材やお宝で生活してる奴のようだ まぁ探検者以外はダンジョンに潜らないかって言ったらそうではないが…まぁそこは良い… そして俺は弟のウルとエルと共に近場のダンジョンで稼いで来た帰りだった 「いやー!今日も稼いだなー!」 左にいる次男のウルが陽気な声を出した 「うるせーぞ兄貴、ここはまだ危険地域だ、気ぃ抜くんじゃねーよ」 口悪くウルを注意したのが三男であるエルだ、根は良い奴なんだが態度がなぁ… 「まぁそう言ってやるなエル… ウルだってダンジョンの中では頑張ってくれたんだ…疲れだってたまるだろう」 「しかしよー兄貴…」 「それにこの辺のモンスターに俺たちが遅れをとると思うか」 「…悪かったよ…」 エルが拗ねたように口を尖らせた 俺たちのレベルは全員が30を超えている そして危険地域の平均レベルは20程度なのだ、 集団で襲われない限り負ける事はないだろう 「んー…ん!?おい!あれ見ろよ!! ダンジョンがあるぜ!!!」
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