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「そう、意味がわかりません」
「そうって何よ?」
あっ、心の声が表に出ちゃってたわ。
「また転成の話?」
この女は俺の秘書。
ちなみに俺はギレン総帥。
この国で二番目に偉い人。
「いや、転成の話はもう良いや。俺は現在を生きます」
そう、俺は気付いたらギレンになっていた。
鏡を見るといきなり白髪頭だからね。
あー、知らないうちにストレス溜まってたんだなー。
とか、そんなレベルじゃないよね。
眉毛無くなってるしね。
この秘書とは色々あったんですが、それは前記参照。
俺は知らない間に恐い人に無理矢理整形させられ、
この国にギレンのそっくりさんとして送り込まれたと思ったのよ。
その話を秘書にしたら、
「あんた本当に頭いかれてるわね? この世界でギレンはあんた1人しかいないわよ」
という返答だったので更に頭がこんがらがったわけ
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