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???「魔王様ぁ~ん♪」
と、甘い声を出しノックも無しに部屋に乱入してきたのは女姓。というか…側近?!
扉に目をやり私はギョッとした。
何故ならあまりにも唐突すぎる行動と姿に驚きを隠せないでいた。それもそうだろう。先程、広間で別れてからまだ間もないのに男から女に変わっているし、服装も…あられもないというかセクハラだろ?!それは?的な露出度の高い服。
サイキュバスにセクハラが適応されるかは甚だ疑問は残るが…まあ、ここは「はぁ」とため息を一つついて気を取り直し作業を再開し敢えてスルーをきめこむ ことにした。
大体何を考えているのですか?ヴェルフェルト?!
ジーっとこちらに視線を投げ掛けてくるが見たら敗けだ。
そんな思いから旅支度に精を出す。
それまで静観していた側近は大方支度が整った頃を見計らって近付いてきて発するは。
ヴェルフェルト「魔王様ぁ~ん♪こんなにもわたしを焦らすなんて‥わ・る・い・ヒ・ト?」
等と言いながら人差し指を私の唇に当ててきた。
何気にイタイ気がしたのはいうまでも無いだろう。
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