stage 10

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「ん。大丈夫。」 優しく微笑み返す。 「そか、あ、また女の子?」 「またってなんだよ、」 笑いながら返す。 曖昧ながらも俺が遊んでることを周りは知っている。 それは同じ学生にしか手を出してないと思ってるのだろうけれど それは違う。 学生より、社会人のほうが色々割り切ってくれる。 だから、大学生だったりOLだったり 流石に専業主婦の人妻とはやったことないけど。 「将、」 「ん?」 「今週末って何時からだっけ?」 「7時だったかな。まぁ6時くらいにくる奴もいると思うけど、」 「俺、直行してい?」 「服は?」 「朝にお前のマンションに持ってく。」 「わかった。」 「なになに?なんの話ー?」 「前に言ってたパーティーの話だよ。」 「あぁ。あれ。今週末なんだ?」 彩愛が楽しそうに聞いてくる。 「そうだよ、」 「いーなー、」 参加したい。って顔して俺を見る。 「駄目だよ。」 携帯から顔を離すことなく答える。 「前にも言ったけど、参加はさせられないよ、」 「わかってますよー」 全然分かってるような顔してない。 諸、不機嫌です。 みたいな表情。
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