stage 4

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「お疲れ様でしたー。」 新しく始めたバイトはカラオケで 学校が終わってから約5時間。 終わるのはだいたい9時になる。 着替えを済ませて店長に挨拶して帰る。 外は当たり前のように暗くて カラオケの看板が眩しいくらいで、その光に虫が集まっていた。 カラオケは駅の近くにあって、 そこから自分はバスで家に帰る。 「え、あ、優華?」 「…。透真。」 バス停に立っていた人影。 黒髪の綺麗なストレートで白のワンピースを着ている。 まるで、自分の犯した犯罪がばれたみたいな。 絶望的な表情を浮かべていた。 「こんなとこで何やってんの?」 「え、ちょっと、用事があって。」 いつもの口調が虚勢を張ってるように聞こえた。 「そっちこそ。何してるの。」 「バイト帰り。」 「へぇ…。バイトなんかしてたんだ、」 「まぁな。」 努めて明るい口調になるのは癖なのか なんなのか。
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