stage 5

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今日はやけに携帯が鳴った。 それもそのはず。 近いうちに俺の家―――強いて言うならばマンションでパーティーを開くからだ。 実際のところ。 表向きはパーティーだが、 本来の目的は合コン同然の集まりだ。 それの参加、不参加の連絡のために携帯が鳴る。 勿論、マナーモードにしてあるから実際鳴りはしないが、 授業終わりに確認すると十数人から連絡が入っていた。 殆どが参加。 用事があっても時間をずらして来る。なんて返事もあった。 「今日はやけに携帯光るね、」 昼食時 いつものように集まって食べていると彩愛が唐突に言った。 「近々、中学の奴と集まることになってるからな。」 「ふぅん、将が幹事ってわけ?」 「そんなもんかな。」 「なんかおっかしー、」 「似合わないか?」 「いや、なんか幹事とかしなさそうだから。」 細かいところに気がつくのは彩愛の性格上のことなのだろう。
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